ハンモックカウンセリングの佐藤マリオです。
今日は第1回『不登校ひきこもりのタマゴ勉強会』でした。
すっごく楽しいとってもいい時間でした♪
第1回のテーマは『オリエンテーション』ということで、この会を始めようと思った経緯やどんな会としてみなさんに利用して頂きたいのかというような話から始めさせていただきました。(詳しくお知りになりたい方はコチラ)
今回ご都合がつかず参加できなくなった方もいらっしゃいましたが、思春期のお子さんを抱えるお母さん、元不登校ひきこもりだった方などご参加頂き、双方向からの視点に気付くという相乗効果もあり少人数ではあったものの非常に盛り上がりました。(今回写真は撮影してません。悪しからず。)ご参加いただいた方からの感想を貼付します。
不登校ひきこもりというと、どうしてもネガティブなイメージでとらえていらっしゃるご家族が多いのですが、私個人の考えでは “親子の心の絆を再生する絶好のチャンス” と捉えています。
ですので、『不登校ひきこもりのタマゴ勉強会』は前向きで楽しい勉強会にしたい。参加者がそれぞれの希望の光を見つけ、一歩づつ歩みを進め、家族の心の絆を再生するチャンスにしたいと考えています。
そう考えるに至ったのは、わたしがまだ不登校引きこもりカウンセラーとして駆け出しだった頃の経験に由来するところが大きいと言えます。
わたしがまだ駆け出しだった頃、「不登校ひきこもりの家族の会」の茶話会に参加させて頂いたり、彼らをサポートしているカウンセラーさんにもお話をお聞きしたり、大学教授やその教授の講演会にも幾度となく参加し勉強していたのですが、参加されているお母さんたちの表情がとても硬く、暗く、みなさんの雰囲気が同じようにどんよりとした重苦しい感じなんです。
もちろん不登校ひきこもりのお子さんを抱えて「この先どうしたらいいのかわからず、不安と心配と哀しみとさまざまな心情であることは痛いほど伝わってきました。」ですからその雰囲気は当たり前と言えば当たり前なんです。
毎回ご自分たちの苦しさや哀しみを順番に話されるのですが、何かが変化したという話はなく明確な指針もないままお母さんたちは「自分はこんなに苦しい。」ということを延々と話すだけに留まり、問題を解決しようとするでもなく、オブザーバーとして参加していたわたしまで暗〜く落ち込んで行くように引きずり込まれて行くような感覚だったことを覚えています。そのときのわたしの心の声は(なんとかならんのか?! なんとかしたらなあかんのちゃうん?!)でした。
参加されているお母さんたちのお顔が暗く、うつむき加減で何かに対するうしろめたさや罪悪感、疲れ切っている姿を見ていて、ほんとうにこれでいいの?このまま放っておいてこどもたちは本当に大丈夫なの?と思わずにいられなかったことを鮮明に覚えています。
それらの会の「大学教授のカウンセラー」や「保護者の会」の多くは不登校ひきこもりをネガティブに悪い面ばかりを見て問題を見つけて直(矯正)していこうとしたり、対処療法的なやり方に終始していることに違和感を感じていたのだと気付きました。
どちらかというと消極的なアプローチ。寄りかかり的な依存型。という印象が強かったのです。
お子さんの状態は今までの生活を続けていては決して好転するものではありません。しかも不登校ひきこもりのお子さんは自分を責め続け親御さんも責め続け学校からのプレッシャーもあり、社会の目から自分たちを遠ざけるように殻に閉じこもるようにダークサイドに沈んで行ってしまうのです。お子さんには一刻も早く外とのつながりを作ることが大切です。つまり内向きのエネルギーではなく外向きのエネルギーを蓄える時間が必要です。
(もちろんお子さんたちの居場所を作ることや十分な休憩が必要なことも承知しておりますし、ほんとうに疲れ切ってしまったお子さんにはプロセスとして心身の十分な休養と心の栄養を摂って頂くように導いています。)
そんな経験から、私たちはこどもたち一人ひとりに深く関わりながら、親御さんにもこどもたちと真正面から向き合い、親御さんも巻き込んで積極的にお子さんに関わって頂くように導かせていただくことで、目を見張るような変化を幾度となく経験させていただきました。
ですのでお子さんだけでなく親御さんたちに対しても本気で向き合います。なぜなら親御さんがお子さんに本気にならない限りお子さんがいい方向に向かうまでに時間がかかることを経験上知っているからです。(お子さんだけでなくお父さんお母さんも心の傷を癒す必要があるのです。)
そのため週1回の30分〜1時間の面談だけでは時間が足りない(もったいない)と思ったお子さんに対しては、手遅れにならないように週に2〜3回数時間の面談をすることも当然あるわけです。
その理由としては
不登校引きこもりになったお子さんは人、とくに大人に対しての不信感が強化されています。そのため私たちと面談後、お子さんと信頼関係ができるまでの時間というのはある程度時間を密にし、しかも長時間様々な楽しい経験を共有して行かない限り、そうそう簡単なことではないのです。
また手遅れにならないためには、こどもというのはタイミングを逃してしまうと次がないということも忘れてはなりません。成長速度が速いということは瞬間瞬間を見逃してしまうと次のチャンスはないということなのです。。。。というと大げさと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、今!伝えるべきチャンスの時に、まあ後で伝えればいいか。。。と間をおいて伝えてもその瞬間を逃してしまうと気持ちはほとんど伝わらないという経験をわたし自身も何度かしています。
ですので、「あとでいいや。。。」という自分の気持ちをいつも戒めています。とくにお子さんとの時間は楽しい時間としてリラックスしながらも神経を集中して一挙手一投足にまで細心の注意を払いながら寄り添っています。
とくに不登校やひきこもりになるお子さんは繊細で頭の回転が早く多才で鋭敏感覚の持ち主が多いという特徴にも由来しています。(第2回不登校ひきこもりのタマゴ勉強会のテーマ『不登校ひきこもりになりやすい子供の傾向性』でお話する予定です。)
不登校ひきこもりのお子さんに限ったことではありませんが、お子さんにとって大切なのは苦しい時間より楽しいと感じられる時間で心を満たしてあげること。
※最新の学習理論や脳科学的、量子力学の観点からもそれはすでに解明されています。
(学習理論や脳科学、量子力学の観点については次の機会に書かせて頂きます。)
しかめっ面で暗い顔をして、お父さんお母さんが自分たちの間違いを責めても何も変わることはないのです。
お父さんお母さんが明るく楽しく学びながら、愛情が伝わりやすい表現方法を実践して行くことの方が健全で効果も出やすくなるのです。
少し脱線しますが・・・
これまでお話しさせて頂いた内容でおおよそ予想はして頂いていると思いますが、わたしたちはクールな人間ではありません。どちらかといえばホットです。表面的には冷静であっても中身はホットです。(暑苦しいと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。)
話を元に戻します・・・
今日から始まった勉強会も一般的には不謹慎と思われるかもしれませんが、大いに笑い楽しく学べる場として今日参加して頂いたみなさんには体験して頂いたのではないかと思っています。
『なぜなら不登校ひきこもりはお子さんがくれたご家族の心の絆を再生するための絶好のチャンスなのですから。』
そう言う意味でも不登校ひきこもりをご家族の心の絆の再生の好機と捉えて頂き、取り組む姿勢があればこの会はきっとお役に立てると信じています。
第2回のテーマは『不登校ひきこもりになりやすい子供の傾向性』です。
お子さんの傾向性、性格の特徴、お父さんお母さんの特徴、どんなことが不登校ひきこもりにつながっているのか?メカニズムについてもお話させていただく予定です。
このメカニズムを知ることで、就学前のお子さんでしたら、予防ができますし、最近休むことが増えてきて心配というお父さんお母さん、すでに不登校ひきこもりのお子さんがいらっしゃるお父さんお母さんもメカニズムを知ることでブレイクスルー(突破口)が見えてきます。
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今日うれしいご報告を頂いた卒業式を迎えられた生徒とそのご家族も同居のおじいちゃんおばあちゃん、そして身内の方だけでなく学校の先生方までも巻き込んでそれぞれがそれぞれの愛情の伝え方を学び実践さえすれば必ずいい方向に向かって行くことを証明してくれています。(次回ご報告予定です!お楽しみに♪)
次回の『不登校ひきこもりのタマゴ勉強会』も楽しく即実践できる内容満載でお届け致しますのでどうぞお楽しみに♪
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佐藤真理音(マリオ)
ハンモックカウンセリングは『不登校ひきこもり児童生徒のマンツーマンサポート』『学校や教育委員会との折衝や橋渡し学校の紹介』『英語などの教科サポート』など『親子の覚醒』と『家族の絆再生』に尽力しています。
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