ハンモックカウンセリングの佐藤マリオです。
今日は第2回『不登校ひきこもりのタマゴ勉強会(平日版)』でした。
また後日レポートさせて頂きますが、今日の勉強会でふっと気付いたことがあったので、この気づきを先にみなさんにシェアさせて頂きます。
『川の流れのような生き方』
私の大好きな場所の一つに山奥の村があります。そこはWiFiが届かず携帯電話の電波も届きにくい山間部の村です。
山々に囲まれ水が豊かで清流の音に心を洗われます。
清流に住む山女魚やアマゴ、岩魚は格別です。
またコーヒーも水が違うのか香り高くとてもうまいです。
3年前くらいから毎年のように訪れ、心身ともにリフレッシュできる場所としてありがたく訪問させていただいています。
村の人もあたたかくいろいろと世話を焼いてくださいます。
そんな清流の音に耳をすませながらふと思うことがあります。
川には流れがあり、滞ることを知りません。
流れ続ける清流には泥もなければ藻も繁殖しません。
つねに山からの清流が流れ続け淀みもありません。
そんな生き方をしたいものだな。とふと思います。
川は流れ続けるため流れたい方へ流れていきます。
抵抗があれば流れに逆らうことなく次の場所へ何のためらいもなく流れていきます。
それとは対照的な生き方は、なにかにとらわれ続け、なにかにしがみつき、滞り続け、決して変化することのない生き方です。
流れがないため沈殿物が溜まり、藻も繁殖し、淀み続けます。
流れがないので行きたい方向へも行けません。
抵抗があればそこで留まり続けます。
何にも変化することなく、そこに留まり続ける生き方は
実は私が以前していた生き方です。
自分が成長するスペースもなければ大きな流れに出会うこともありません。
親子の関係も同じパターンを繰り返すだけで自分の流れを変えようとせず、なにかにしがみつき続けようとすれば流れることなく淀み続け状態は悪化し続けてしまいます。
清流はなにものも受け容れ流れることを許しています。
流れのない場所には沈殿し入ってきたものをその淀みと沈殿物の中で停滞させ没入させてしまいます。
不自由で光が届かない凝り固まった場所です。
あなたが川の流れのような生き方をしていれば、流れ流れていくうちに大きく拡がり、周りの人が成長するスペースさえ生まれます。
もしも抵抗して留まるなら、痛みや悩みが泥のように沈殿し、永遠に蓄積されていくことでしょう。
私たちは、誰かを受け容れることと甘やかすことを、混同しがちです。
でもそれは、まったく異なることです。
たとえばこどもが、「あのオモチャが欲しい」とか「あれが食べたかった」と言うと、
私たちは「何言ってるのワガママね」という反応をしてしまいがちです。
でも子供の欲求自体を否定してしまうのはよくありません。
「あれが食べたかったんだ。買ってあげられなくてごめんね」と、
子供の気持ちを受け止めてあげてください。
気持ちを受け止めてもらうと、子供は簡単に欲を手放すことができます。
そして次のステップで進むことができるのです。
ずっと泣いている子もいますね。
その子はただ、寂しかったこと悔しかったことを、受け容れて欲しいだけかもしれません。
「相手が受け止めてくれるだけで、また頑張れる自分がいる」
そんな経験はありませんか?
受容のパワーは思っているよりもすごいのです。
とてもパワフルなのです。
相手を受け容れるのは、我慢とは別のものです。
「今こういう状態なんだ、そういうこともあるものだ」と、
評価を加えずにただ受け容れるのであって、
相手の全てを無理して好きになることでもなければ、
感謝することでもありません。
そこにいる相手を受け容れなければ、自分も周りも変わることはないのですから。
あなたが川の流れのように生きるのか、滞ったまま生き続けるのか、
それを自分自身で選ぶことを許可してあげてみて下さい。
ハンモックカウンセリング
佐藤真理音(マリオ)
(P.S)第3回『不登校ひきこもりのタマゴ勉強会』3月15日(日曜日)午後1時開始です。
今回のテーマは “学校へ行かない(行けない)お子さんの気持ちを知ろう。”
です。
学校へ行かない(行けない)お子さんの気持ちとは?
どんなことを考え?
どんなことに苦しんでいるのか?
を知ることで解決策も見えてきます。
ぜひ 楽しく学ぶ場として ご活用下さい。
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佐藤真理音(マリオ)
ハンモックカウンセリングは『不登校ひきこもり児童生徒のマンツーマンサポート』『学校や教育委員会との折衝や橋渡し学校の紹介』『英語などの教科サポート』など『親子の覚醒』と『家族の心の絆の再生』に尽力しています。
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