ハンモックカウンセリングの佐藤真理音(マリオ)です。
第3回『不登校ひきこもりのタマゴ勉強会』を終えました。
今日は第3回目ということもあり、参加者のみなさんと、かなり深くまでお話ができてきました。
勉強会終了後も1時間ほどお話しさせて頂き、参加者のみなさんお一人おひとりが真剣に自分自身と向き合って現実を受け止めようと覚悟を決められていらっしゃったように受け止めさせて頂きました。
『不登校ひきこもりのお子さん』を抱えながらそれぞれのご家庭で様々な事情があり、異なってはいるのですが、本質的な解決策と言うのは親御さんの覚悟の決め方にあると思っています。
放っておいても子供は勝手に育つ。
確かにその通りです。
しかし、『傍観すること』と『見守ること』は異なります。
『信じて認めて任せること』と、
『放任すること=完全な無関心』とは大きな違いがあります。
こどもはどんなときも親御さんの真摯な関わりを求めています。
好んで親に無関心でいてほしいとは思っておりませんし、
他人事のように傍観してほしいと思っているわけでもありません。
認めて感じてありのままの自分を受け容れてほしい。
そう願っています。
上から目線で自分のことをすべてを分かったような態度で
型にはめようとしてほしくはないのです。
自分と同じ目線で物事を観てくれる親を求めています。
親御さん自身の体裁よりも子供の身になって理解しようとしてくれる
親御さんを求めています。
そうなるためには何を手放せばいいのでしょう?
まず何を手放せばいいのか?
そのことに参加者のみなさんは今日の勉強会で気付かれました。
さあ!
これからが本当のスタートです。
イギリスの教育家A・S・ニイルが言っている言葉があります。
『最も良い教師とは、子供とともに笑う教師である。』
『最も良くない教師とは、子供を笑う教師である。』
私は個人的に『良い・悪い』という二律背反の考え方は好きではありません。
しかし、ニイルが言うこの言葉にはサマーヒルと言う自由学校を作り、こどもたちに人生を捧げた
彼の哲学が宿っていると彼の著書を読んだ時に感じました。
つまり、教師とはこどもたちの進む道を決める人ではなく、
こどもの目線で一緒にもがき、苦しみ、悩み、人生について模索し続ける覚悟がある人のことなんだ、と教えてくれたのです。
教える立場とは、人の上に立つ と言うイメージがあります。
しかし、
ニイルはこどもに尊敬されようとはしませんでした。
枠にはめようともしませんでした。
こどもの意見や主張を1人の人間の大切な意見として尊重し続けました。
ニイルは命令や禁止、指示も一切しませんでした。
こどもが他人に迷惑をかけたら一緒に謝りました。
このようなニイルのスタンスこそ、
こどもたちが親御さんに求めている
向き合い方
そしてニイルは、こどもたちに誰よりも愛された教師でした。
それ以上に、こどもたちを誰よりも愛した教師でした。
ドラマや映画に出てくるような熱血でもなければ
言葉巧みに自分の思いをぶつける体当たり教師でもありません。
こどもたちと同じひとりの人間として向き合い続けた教師でした。
『最も良い教師とは、子供とともに笑う教師である。』
『最も良くない教師とは、子供を笑う教師である。』
そうなんです。
親御さんは “子供とともに笑う” ことができる存在です。
そして
お子さんにとって “最大の理解者” になることができるのです。
まさにお子さんもそれを求めています。
現在開催中の『不登校ひきこもりのタマゴ勉強会』では
『1回1回の勉強会で共に学び合い、共に語り合うことで
少しずつ、自分の枠が広がって行きます。』
そう参加者のみなさんからの声を頂いています。
参加者の親御さんお一人おひとりが・・・
親御さんをする“Doing” から 親御さんになる“Being”
に変わろうとしています。
次回第3回平日版『不登校ひきこもりのタマゴ勉強会』は
3月19日(木曜日)午後1時開始です。
テーマは “こどもの気持ちを理解する方法” です。
わたしたちと共に学び合おうではありませんか。
あなたのご参加を心よりお待ちしています。
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佐藤真理音(マリオ)
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